阿波和紙会館では、毎年いろいろなイベントや作品展をしています。2F展示スペースには、定期的にさまざまなクリエイターによる作品展示。同じく、2F多目的ホールや図書館では、いろいろなジャンルの講師をお招きしての、体験教室。また、夏の「手漉き和紙研修会」に、初春の「三椏刈り取り研修会」と、盛りだくさんです。

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浮世絵の歴史と現在 〜広重ブルーといわれる藍色の魅力〜
開催日時:  2018/11/11      13:00  〜  16:00
入館料 一般300円 学生200円 小・中150円
世界を魅了した青 広重ブルー

  江戸時代の浮世絵師 歌川広重の作品は、海を越えゴッホやモネなどにも影響を与えたことは広く知られています。
美しい青色は「広重ブルー」と呼ばれドイツで開発された「ベロ藍」が使用されました。
  この度、私共で歌川広重の代表作でもある雪月花シリーズのうち【花】と呼ばれる「阿波鳴門之風景」の復刻を、限定50部として制作を行います。
  木版画摺りの顔料の1色として、徳島県吉野川市産の蓼藍から抽出した藍を顔料化したものを利用します。また、用紙はアワガミ農園で植栽した楮を原料とし、伝統工芸師及び徳島県無形文化財保持者である藤森洋一が木版画用紙として特別に漉き本作品の摺りは、安政年間に創立し150年の歴史のある江戸木版画工房である東京 高橋工房が制作致します。

◎浮世絵のお話 午後1時〜午後2時
高橋 由貴子(創業安政年間 高橋工房代表取締役)

◎浮世絵デモンストレーション 午後2時10分〜午後4時
平井 恭子(佐藤木版画工房 摺師)