阿波和紙会館では、いんべの名勝を紹介しています。

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境谷古墳
境谷古墳と呼ばれているこの古墳は、宮地境谷の山林にあり、今まで山川町で発見された古墳の中では最大のものとされる。底径が10メートル、高さが3メートルほどのものであるが、いつの頃にか盗掘され、副葬品もはとんど失われているが、昭和33年7月14日に行なわれた再発掘によって、
碧玉(出雲石)の管玉2、水晶石1、銅製耳環2、鉄製鍬?数個、その他、土師器、須恵器の破片多数が現われた。
 このことから、われわれの郷土に、石器時代(紀元前10世紀〜3世紀頃)から人が居住していたのではないかと推察できるが、おそらく武人的豪族のものであろうといわれている。