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百万遍供養碑
井上の高越登山口学坂の鳥居から北100メートルの所にある,高さ約2メートルの自然石に「光明真言百万遍碑」と記された石碑が建てられている。このような石碑は町内の辻とか,寺院や魔の境内に,合わせて17か所建てられている。
これらは,その供養塔建立地区に,それぞれ講中があったものと考えられる。これらは,真言宗の信徒が光明真言を百万遍念じた記念につくったもので,いずれも上に大日如来を意味する梵字を記し,その下に百万あるいは一百万と−を加えたものもあり,建立年月日が記されている。時代は文化・文政(1804〜1829)のものが多く,稀に明治初年(1870年ごろ)のものもあるが,いずれも祈願と信仰のためのものである。
瀬詰八幡三島の「喜来名」に今も大師講と称する講中がある。はじめは講中26戸であったが,今では10戸余りとなり念仏講が続けられている。町内の多くの講中は,長い年月の間にはとんど解散してしまったものと思われるが,ここだけは講中が続けられ,毎月旧の24日に弘法大師の遺業をしのび,かつてはその霊をとむらいあわせて夏の土用中に悪疫流行防止の祈祷として三島の大師庵に集まって祈願をしている。
なお,三島の大師庵には長さが7メートル余りて径が3センチもある大珠数がある。この珠数をく
日と旧7月24日の2回だけで,講中の人やそて,念仏を唱えながらくっていくのである。
この講中の名称は「瀬詰喜来大師講」と呵くことと思われる。
この講中の名称は「瀬詰喜来大師講」と呼んでおり、将来も続くと思われる。
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