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盆踊り
盆踊りは,室町時代の末期に信仰の行事として始まり,享保年間(1716〜1735)に盛んになったといわれている。
特に「中興の名主」と称された徳川8代将軍吉宗は,心中,ばくち等の流行していた乱世に,人心を改めさせるため,神社祭礼芝居興行,相撲とともに,盆踊りを大いに奨励ししかし,住友家記録によると,当時の阿波では吉野川周辺の民百姓は毎年のように洪水に襲われまた,自分の作った米麦や山林の木1本も自由にできない厳しい統制のために,ずいぶん苦しい生活をし,民百姓は盆踊りに踊り狂って,その不満や怒りをぶちまけようとしたとも伝えられる。
いずれにもせよ,度重なる天災に,民百姓は天神地祇の加護を願って,神霊を慰めようとして盆踊りをし,さらに時代が移るにしたがい,身近な仏事として,祖先の霊を祭る「精霊踊り」と変わったものであろう。
そして,現在では,全国的に民衆の娯楽とし、今日,全国的に有名となった阿波踊りも発展したものである。
笹山通れば 笹ばかり
石山通れば 石ばかり
いのしし豆食て ホーイホイホイ
このはやしことばは,もともと,盆踊りの道中に歌われたものであるといわれる。