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麻植郡造林記念碑
明治30年代(1897〜1906)に,麻埴郡の郡基本財産を造るために,造林に着手してはという案が郡会議に提出された。
明治36年(1903)に,この造林計画が始められ,その道林地に木綿山(現在の高越山)が選ばれた。
明治36年から10年間にスギなど約60万本を植林して,予定の計画を終了した。その面積は約100ヘクタールであった。
ときの麻植郡長は祖川豊で,後に宮城庄三郎が受け継ぎ,この事業を完成させている。
大正にはいり,この事業の意義と成果が高く評価され,大正3年(1914)2月に,郡造林事業完成を記念して,この碑が建てられたのである。
高さが約2.1メートル,幅が1.5メートルの花崗岩のこの碑は,表面題字に郷土が生んだ偉人芳川頓正伯の書が刻まれている。
また,裏面の碑文は,当時の麻植郡長宮城庄三郎の筆になり,祖川,宮城の2名の郡長,6名の郡書記,51名の郡会議員の名が連ねられている。
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