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平八幡神社の銀杏
樹高約34m、樹周約4mのイチョウの巨樹である。幹には乳という気根(きこん)
がみられ、秋には紅葉が美しい。毎年秋には多くの実が成る。この地域の
シンボルとして住民に親しまれ、平八幡神社と敷地が接している中枝小学校(現在は休校中)校章のモチーフにもなっている。 イチョウは高さ30m、直径2.5mほどになる落葉高木で、自生は中国の一部地域に認められるのみである。日本国内では社寺の境内や庭木、街路樹 として広く植栽されており、古くは室町時代から植栽記録があるという。 成長が早く公害に強く、また刈り込みにも耐える。
このイチョウは平八幡神社の境内にあり、神木として植えられたと伝えられている。平八幡神社はもとは桁山(けたやま)宮ヶ太尾(みやんたお)にあったが、松田太夫清治 の時に当地へ移したといい、旧記によるとこれは後花園天皇(在位1428~1464、室町時代)のときであるといわれてい る。
吉野川市教育委員会