阿波和紙会館では、いんべの名勝を紹介しています。

一覧に戻る          トップへ戻る
井田の大楠
樹高は24m、樹周は幹の下端で7.5m、目の高さで7.8m、根まわりは  29.1mのクスノキである。樹齢は約400年と推定されている。今から200年  以上前に当地にあったと伝わる井田神社の神木であったという。    クスノキは常緑の大高木で、日本国内には古来より自生している。現在  は暖帯から亜熱帯にかけての本州中南部、四国、九州、沖縄、済州島、台湾、中国南部、インドシナに分布している。クスノキは生長が盛んで極めて長命なことから、古来より社寺に多く植えられてきた。また、樟脳採取  のために植栽されたものも多いという。    このクスノキ周辺は昔「古屋敷」とも言われ、この場所には中世に築かれた井上城(別名は泉屋形(いずみやかた))に関連する屋敷があったとも伝えられており、かつてこの地域の政治、文化の中心をなしていたもの  と考えられている。
吉野川市教育委員会
地図