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水神の滝
雄(お)滝、雌(め)滝、お茶淵(ちゃぶち)という3つの滝を総称して「水神の滝」という。最大の落差は雄滝で、約20mである。湯吸山(ゆすいやま)の縦横に起伏した谷底の渓流(けいりゅう)がなす滝である。雄滝から20m上流に雌滝、雌滝から30m上流にお茶淵がある。昔は滝の上に水神を祀(まつ)り、干(かん)ばつのとき、神職が滝つぼに入って 祈ると、不思議に雨が降ったという言い伝えがある。滝の名称は、水神の 祠に由来するという。 谷をさかのぼった岩の断面には白蛇が群がり躍る紋様があり、蛇石と呼 ばれたという。
また、滝の周辺 には紫雲石があ り、藩政時代に は、「お禁(と)め石」 として領外への持ち出しが禁止 されていたとい う。
吉野川市教育委員会