阿波和紙会館では、いんべの名勝を紹介しています。

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金勝寺古墳
金勝寺東側の墓地内にある。古墳は石室直上まで近世から現代にかけての墓地として造成されている。民家が近いことから、防空壕(ごう)として使用されていたこともあったという。封土の大部分が失われているために墳丘の形態は不明であるが、円墳であったと推定される。いわゆる忌部山型石室構造の特徴である、奥壁隅が丸い横穴式石室で、玄門部は立石、天井部分はほとんど失われているが、石材をややドーム状に持ち送っている。  『麻植(おえ)郡誌』(麻植郡教育会1922)によると、1915(大正4)年3月に発掘調査  され、人骨、勾玉、丸玉、刀、土器等が出土したという。石室の構造から  6世紀後半に築造されたものと考えられている。
吉野川市教育委員会