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忌部山古墳群 2号墳
徳島県立博物館が1976(昭和51)年から1978(昭和53)年までの間に3次に わたる調査を実施した。調査の結果、6世紀後半から7世紀前半までに築造 された古墳であると推定されている。古墳は1号墳から5号墳まで、全部で 5基確認されており、1号墳と2号墳、および5号墳が発掘調査されている。
―2号墳―
開口し、羨道部天井も失われており、玄門部から盗掘された痕跡がみら れる。墳丘の規模は直径10m、高さ2.65mで、形態は円墳である。内部の 埋葬施設は隅丸の横穴式石室で、玄門部は立石である。玄室天井部はドー ム状に持ち送っている。出土遺物には須恵器、玉類があり、大部分が羨道 から出土している。
吉野川市教育委員会
