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川田山王子神社百手祭
百手祭とは、「御魔射」ともいい、その年中の悪魔祓(あくまばら)いを祈念( きねん)するために行われてきた弓を射(い)る祭事で、現在は王子神社の氏子である大内、榎谷(えのきだに)
の地区の人が伝承しており、毎年成人の日に王子神社の的場であった川田
山小学校跡地で行われる。以前は1月15日であったが、近年は射手の確保
等の理由から、祭日である成人の日に行うこととなっている。古来より川田八幡神社、楠根地( くすね じ)白人神社、皆瀬(かいぜ)御崎神社でも行われていたという。祭事に際して伝承されている弓道は、攻撃の型である。祭事に際しての役割 は、おたた(炊事人ともいう、神事に奉仕する者の炊事をする役)、給仕(お
どう たたの炊事した食事の給仕や射手の身の回りの世話をする役)、きざ(胴取
りともいう、神事の進行役)、太鼓(的に矢が当たった際に太鼓を打つ役)、 矢取り(矢拾いともいう、矢を拾う役)、射手(弓を射る役)がある。神事のながれは、まず奉仕者と射手を決定し、射手はこの日から稽古を始める。前日に翌日の祭事当日のために的を作るなどの最終準備をする。成人の日は 祭事当日で、奉仕者全員で王子神社に参拝し、禊(みそ)ぎの祓いをうける。その 後、射場へ移動し、神官による儀式が行われる。儀式ののち、祭事が始まる。これを矢始めという。射手は矢が的から外れると、決まりに沿って射続けなければならず、そのことを「しまどい矢」という。